この週末は北海道へ
北海道大学さんへレスキュー艇BCR580rib「向日葵号」とスナイプ新艇tsujido racingTRC-1を納めに小樽市祝津ヨット競技場へ。
金曜日に北海道入りして土曜日に艤装、セッティング、チューニング、慣らし運転というレスキュー艇とスナイプ新艇の納艇を同時に行いました。
何せ日曜日は大安なのでこの日に進水式を行わなければなりませぬ。
無事に滞りなくセッティングは終わり、慣らし運転も終えていざ進水式(`_´)ノ
進水式の所信表明演説では学生さんが良いことを述べておりました。
「このレスキュー艇が活躍することの無いように、安全に活動できるよう心がけましょう!」
確かに。
レスキュー艇ではなくコーチボートとして活躍できるようにしたいですね。
御神酒と塩で安全祈願!
で、日曜日ですが海上で風が急に吹き上がり10m/sオーバーの強風で一旦ハーバーバック!あやうく早速レスキューの出番になるところでした^^;
着岸してすぐに安全に対するルールを再確認。
吹き上がって沈艇が出たときの対応は臨機応変でなければなりません。
沈艇の近くで待機してまとまって帰るのか?
洋上の艇数を減らすのが優先で自力で戻るスキルのある艇は単独でも先に帰るのか?
この判断を誤ると事故が事故を呼ぶ事態になりかねません。
レスキュー艇には乗せ替え要員を載せておいていざという時にも備えます。
ヨットは原則自己責任。自分の身は自分で守るのが大原則。レスキューに頼っていてはいけません。何か起きても最後まで自身で対応できるスキルを身につけることもヨット乗りの大事な責務です。
さて、この日は1年生勧誘の部活動見学会も一緒に行われていました。
定員10名のフル乗員でコーチング!この時は穏やか^^;
70ps仕様のnew BCR580は10人載せても難なく強風の470を追いかけることができます。さすが「洋上のハイエース」。大人数のヨット部さんでの使用に適していますね。
この様にドデカいマークを3個積んでもまだ余裕あります^^
ボートトレーラーで牽引できる5.8m規格の中では最大容積でしょうね。牽引免許も不要ですし。
北大ヨット部さんでは10年前にも同じBCR580rib「大和号」をご購入いただきました。今回は2隻目のBCR580ribです。
1号艇は10年使用されていますが、ラバーのパンクも張り替えも無く全然現役で使用されています。
ヨカッタ^^
船外機もちゃんとメンテしていてこちらも10年目で問題なく使用。スバラシイ。
排水用の外付けカバーが片方ダメになっていたので、補修用の部材をお送りしますね。
大事に使ってもらって嬉しい限りです。
スナイプ新艇の方は国内主要レガッタを総なめしているtsujido racing社のTRC-1学連仕様艇を当社よりご購入。
北の大地でもきっと活躍してくれることでしょう!笑
北大ヨット部さんは艇の購入を現役部員全員で数ヶ年計画で積み立てて購入しているとのこと。470は3年ごと、スナイプは5年ごとかな?レスキュー艇は10年ごとだそうです。
年間一人当たり数万円を徴収し積立、計画的に新艇の購入にあてているそうです。今回初めて知りましたが凄いことですよね…
学年によっては新艇に巡り会えない代もいることでしょう。それでもちゃんと積み立てて計画的に船を購入しています。時に生活が苦しくなりながらも。。。
今回の2隻も学校ではなく部費積立からの支払いだそうです。
卒業したOBOGさんの積立金も含まれるので、まさに北大ヨット部という組織の賜物です。感服…
そんなチームに当社を選んで頂いて光栄です。
私もできる限り北大ヨット部の繁栄にご協力できればと思う次第。
勿論、当社からの納艇はただ単に艇をお渡しするだけではありません。セッティング、チューニングから試運転とコーチングまで。
今回は特別に合宿所に一緒に宿泊し、
初日の晩は質疑応答で消灯時間ギリまで座学^^;熱心だこと
出会って二日目には、選手達に辛辣なことも述べましたが、それだけ厳しいことを言えるだけのメンバーだということですので👍自信持ってください。褒めちぎって、応援するだけなんてただの営業ですよ笑
目標はあくまで高く。限られた条件の中で最大限の努力をして目標という壁に立ち向かうことに意味がありますから!