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ドライスーツについて

今日はドライスーツについて少々ご説明を。

まずドライスーツとは「中の衣服を濡らさないスーツ」。防水素材の生地に、首・袖・足首をゴムでシールして、水中でも水が入らないようにした防水着です。

「ドライスーツ」で検索すると、ほとんどはダイビング用のドライスーツがヒットすると思います。
しかしヨット用でちゃんとカテゴリーが確立されており、セーリングに適したドライスーツが開発されています。

ヨット用に必要なのは防水性と透湿性の両立。
防水だけを目指せばビニールでいいんです。いわゆる漁師さんのカッパ。
しかし、ヨットでビニールではどうなるか?中が蒸れに蒸れます。梅雨の時期にレインコート着て走ったらどうなりますか?もうたまったもんじゃアリマセンよね?ビニールじゃ蒸れて結露しちゃってダメなんです

セーリング中は常に運動しており発汗しています。風が強く吹けば運動強度はさらに上がり、陸上をランニングしているのと同じような状態に。
そこで、内部が蒸れて結露しないように透湿性を持たせた生地が開発されました。
 
代表的な生地が「ゴアテックス」。
内部からの水蒸気(汗)は出ていくが、外からの水は浸入を許さない。そんな画期的な生地なんですね。開発した人はスゴイ^^;

その他にも各メーカーが透湿性を持たせた生地を開発し、それぞれに名前をつけています。価格の違いはこの透湿性と防水性の性能差を考えればよいと思いますね。
GUL:GCX2
クルーセーバー:Hyperdry Breathable
GILL:5DotTM
ヘリーハンセン:ヘリーテックXP

ゴアテックスを使用しているドライスーツはMUSTO社のMPXドライスーツのみ。

私個人的には、これがおそらく最強です。

ちなみにドライスーツで最も安い生地は「PVC」。これは厚手のビニールのようなもので通気しません。ドライスーツ初期はほとんどがPVCでしたが、現在でもPVC製はあります。運動しないマリンスポーツでは使用可なんでしょうね。例えばmarineジェットなど。

結露しないドライスーツは暖かさが全然違います。なお、せっかく結露しないドライスーツを選んでも、中に着る服をトレーナーやスウェットなど綿素材を着ていては、吸湿してしまい意味が無くなってしまうのでご注意を。

生地の他には、シールゴムの違いがあります。
主に使用されているゴムは「ラテックス」または「ネオプレン」がほとんどです。

ラテックスゴムは1.5mm程度の厚みの柔らかいゴムで伸縮性が高く、首回り・袖周りをしっかりサポートし水の浸入を防ぎます。弱点は耐久性。経年劣化してくると「バリッ!」と破れてしまうのでしっかりとメンテナンスしなければいけません。

ネオプレンゴムはウェットスーツのような生地で、厚みがあり保温性もプラス。耐久性も高くて良いのですが、デメッリットは伸縮性がラテックスより若干劣るのと、修理がラテックスよりも難しい(全取り替え)なことでしょうか。

他に足首がアンクルタイプとソックスタイプの2種類があり、ソックスタイプでは靴下を履いたまま履けるので保温性は抜群になります。アンクルタイプは好みが分かれますね。足の裏の感覚を大事にする選手はあえてアンクルタイプを選択します。私は保温性重視で断然アンクル派ですが^^;

また防水チャックですが、今ではほとんどがフロントファスナー式で自分一人で脱着できますが、他にバックファスナー式もあり背中にファスナーが付いるものもあります。
バックファスナーのメリットは防水ファスナーが邪魔にならないこと。フロントファスナーの弱点は、前かがみになったときにファスナーが突っ張るので少々気になることがあるのですが、それを解消しています。弱点は一人で脱着が難しい^^;トイレが大変かもしれません。

ドライスーツといっても沢山種類がありますが、どのモデルを選んだら良いのか分からないときはお気軽にご相談下さいませm(_ _)m

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