やんべーずら
- 2018.08.31 Friday
- その他
- 18:05
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全日本スナイプ2018の写真集でハイクアウト特集がありましたのでご紹介。
この写真達を見ると、トップセーラーの「クロズホールドにおける、より高い上り角度を得るヒント」がアップで見られます。
素晴らしく一致していて面白い。
ちなみにヒントはハイクアウトのことではありません^^
今回は船の話などを少々。
まず、船はいつものDBマリンピアソン社製(maid in ITALY)。
DBマリンはDenmarkピアソン→StarMarine製ピアソン(ITALY)→DBマリン製ピアソン(ITALY)とピアソン3代目かな?
ピアソンスナイプは製造工場によって色々と噂がありますが、結果どのピアソンも優秀です笑。やっぱり最後は乗り手の問題w
2010年デビューなのでもう9年目ですね。登録ステッカーの数も増えました^^;
アカも全く入らない(沈しなければという条件付きw)優秀な船です。
マストもデビューから替えていないので、サイドワインダー・ゴールドです。
トータルプラント社製スプレッターレングスアジャスターは付けていますが、最近は調整したことがありません。
480mmくらいで固定です。
いたって普通^^;
普通じゃないのはセールですかね^^;
モデルはSW4とR3なのですが、2014年のスタンプが押してあります。学連風に言えば14sail(イチヨンセイル)。
マジです笑
実はジブは温存しながら全日本の時しか使っていません。
我々の年間使用頻度は予選2レガッタ(江ノ島スナイプ、関東スナイプ)と全日本のみ。
道具は大事に大事に使っています(高校生の頃に先輩に教わりました笑)
そしてセッティングについてですが、強風対策のヒントを得たという話。
色々な文献に、レーキやテンションやスプレッター長さなどなどあり、色々と試してきましたが中々結果に結びつきませんでした。
7月の東日本選手権の時に、偶然の出来事ですが艤装トラブルがあり(サイドステーが飛んだ^^;)、そこでヒントを得ました。
これ以上は企業秘密ですが(笑)、多分良いポイントを見つけられたんですよね。。。
他には、サイドステーのテンションは気をつけますが、フォアーテンションは計りません。
軽風でサイドが18程度かかっていれば、フォアーはメインのテンションでコントロールしています。
メインシートシステムはバングシーティングとトラベラーシーティングのハイブリッド方式。
このシステムは大井選手(辻堂加工)も採用するなど広がり始めているのかな?でもややこしいので元に戻すかもしれませんね。
私はメインシート倍率が1/2と軽いので採用です笑
その他は特にスペシャルなことはありません。
合計体重117kgの軽量コンビですが、ストロングポイントを作ってトンがることが大事ではないですかね^^;
あとは日々のトレーニングか^^;私が言うなw
でも、トップクラスの選手達は絶対にちゃんとトレーニングしていると思いますよ…
私が学連セーラーに示したいのは、女子選手でも十分活躍できる場所があるということです。
大学からヨットを始めても、経験者に勝ることも十分に可能で、もしあまり体格に恵まれていなくてもスナイプクルーなどは通用する良いポジションだと思いますよ。
来シーズンからになってしまいますがコーチングに興味のある方やチームは、お気軽にお問い合わせ下さい。
こちらまで→ info@bestwind.jp
昨日は嫁さんの実家(佐賀)へ帰省し、今朝フェリーで大阪へ到着。
今日から大阪府立大ヨット部のコーチングです。
朝の5時半に着いて眠い…
とりあえずスタバでお仕事。
そして、おかげさまで我々は総合4位入賞することができました!
ありがとうございますm(_ _)m
最終日は南から(陸風)と北から(沖風)の風が喧嘩していて安定せず。
一度は南の風でスタートするものの、1レグ目の途中で風が弱まりノーレース。
北に風が回って12時過ぎに再度レーススタート。
吹き出し始めは風が強く、我々はセッティングを悩みますが、風が味方してくれて軽風域に落ち着きます。
昨日の失敗を反省し、この日はどのスタートも超強気に有利エンドを攻めることにしました。
そしたら爆死^^;笑
上スタートを狙うも、フン詰まって出遅れます。
3回の逃げタックでクリアエアを掴み、そこから追い上げ開始。リフトを確実に走って上マークでなんとかシングル後半に滑り込み。
最終レグのフリーで後ろからのパフに乗って、我々一艇だけスーッと落とせて前の集団を捉え、下マークで2位までジャンプアップ。
総合成績も9位→4位にジャンプアップ。
やっぱり強気は大事、勝気が一番大事ですね笑
今回の入賞は嬉しいものでした。
シリーズの中で「いかに強風をしのいで、軽風で順位を稼ぐか」が我々の戦略。
軽風の第3,6,9レースを除いて6割が強風シリーズだった今回は非常に苦しい戦いでした。(強風シリーズ?と突っ込まれそうですが^^;)
最終日が軽風で「軽風シリーズ」と勘違いしそうですが、我々は6割のレースを強風用のセッティングで臨みましたから。。。
今回は強風域で粘れたことが入賞につながりました。
7月の東日本選手権で惨敗してから、あるヒントを掴み強風を少しずつ克服。吹いても10番代で凌ぐことが出来ました。
さらに、吹いても湾内のフラットウォーターという条件が味方に。
そしてやっぱり軽風は速い^^;軽いので。
そして今回の結果はクルーである嫁さんのおかげですm(_ _)m
日々一緒にトレーニングに励み、体重を増やし(あまり増えませんでしたが^^;ちなみに合計体重は117kgです)
コースはタクティシャンである嫁さんが主で引きます。私が迷った時は頼りになりますが、タクティシャンが迷った時に迷走しました^^;笑
全9レース中2レースを崩しましたが、その他を安定した順位でまとめてくれました。感謝!!
実際、本当に優れたタクティシャンです。流石、同志社出身のスナイパー。
photo by Masahiro Kageyama(日本スナイプ協会)
15−7−1−10−9−5−(34)−(34)−2 49p 総合4位
さて、来年のブラジルワールドに向けて準備を始めなきゃ(~_~;)
スポンサー探しから始めないと(^_^;)
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第71回全日本スナイプが終わりました。
優勝は白石/上田組(ノースセールジャパン)。
順位をほとんど崩さず安定した順位でまとめて圧勝。さすがオールラウンダーです。
Photo by Masahiro Kageyama(日本スナイプ協会)
2位以下は最終レースまで順位が大きく入れ替わる混戦でした。
結果は常勝のベテランから新鋭の学生チームや社会人チームが混在。結果、こちらもオールラウンダーが上位になったような結果に見受けられます。
1位 白石/上田組(ノースセール)
2位 松崎/服部組(豊田自動織機)
3位 加藤/斎藤組(慶応大)
4位 高木/高木組(BEST WIND)
5位 脇永/小野山組(wakinaga racing)
6位 山田/山下組(湘南サニーサイド)
1位の白石/上田組はそれぞれ6回の優勝回数を数え、甲斐幸さんの記録を塗り替えました。もう殿堂入りですね。
2位の松崎さんもクルーで優勝経験のある常勝ベテランであり私の大先輩^^;
3位に学生チームが大健闘。吹いても軽風でも速かったです^^;
4位の自分たちは後ほど^^;
5位の脇永さんもオリンピアンでありアメリカズカッパーというレジェンド。
6位の山田選手は同志社大出身の学生チャンピオン。
手前味噌ですが錚々たるメンバーですね。
今大会は台風の影響で前半戦は強風に翻弄され、台風が去った後半は不安定な風に翻弄されました。
レース委員会も大変な苦労だったと思いますが、見事な運営でした。
私も沢山のレースを経験し、見てきていますが福岡県連のレース運営は本当に上手だと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
エントリーも各水域フル参加で78艇もの数が集まり、スナイプ級がこれだけ盛り上がるのも協会関係者の苦労とスポンサーさんのおかげです。
これだけ楽しくてレベルの高いフリートは、挑戦しがいがあります^^
Photo by Masahiro Kageyama(日本スナイプ協会)
上位5位までは来年度のシード権を獲得。
上位8位までは来年のブラジルワールドの権利を獲得です^^
さて、どうしようかな…笑